후리가나로 읽는 일본 고전
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
佐々木 邦의 ガラマサどん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,079자 · 202화면
六十七の老人と一緒にされては溜まらない。
「我輩は還暦に達した時から、もう据置期間が経過したと思って、生の屈託よりも死の支度に重きを置いている。種々と考えて見た。古今東西に亙って偉人の死に様も研究した。それで死ということについては一日の長がある」
「はゝあ」
「それを一つ君に書いて貰いたいんだ」
「御命令なら仕方ありません。しかし自叙伝に死ということを書くのは大きな矛盾でございますな」
「見込で宜いんだ。何うせ死ぬんだもの」
と社長は何処までも分らないことを言う。
「それではガラマサどんの、いや、社長の人生観という標題にして、その中へ御研究の結果を幾分書かせて戴きましょう」
「ピンと来ないよ。矢っ張り『ガラマサどんの死』の方が宜い。我輩は未だ死なゝいんだから、必ずしも死んだように書く必要はない。何んな死に様をするか、想像を働かして婉曲に彷彿させれば宜いんだ」
「何うもこれは益※(二の字点、1-2-22)むずかしいことになりますな」
「何あに、材料を提供して置く。案外早く役に立つかも知れないよ」
「社長、社長は何処かお悪いんじゃございませんか?」
と私は改めて訊いて見る必要を感じた。