일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ガルスワーシーのいえ

ガルスワーシーの家

岡本 かの子

岡本 かの子의 ガルスワーシーの家(ガルスワーシーのいえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,123자 · 18화면

아오조라 문고

景子は此の話を宮坂にしながら塀に沿って進むと道は頑固な丈の高い鉄柵に突き当り左へ屈曲する。其処で景子は其の鉄柵の中の別荘風の建物を指して之れがガルスワーシーの家だと宮坂に告げた。彼は少しうろたえ気味に停ち止まって暫く門内を眺めて居たが其の家の何んとなく取り付き難い気配いに幾分当惑の色を浮べた。

此の家は道路に面して鉄柵を張った前庭を置き暗褐色のどっしりした玄関が冷淡に控えて居るが、一寸横へ廻って見ると、この邸内は斜めに奥へ拡がり、四季咲きの紅白の蔓薔薇に取り囲まれた二百坪ばかりの緑の芝生の裏庭に向う室は軽快なサンルームとなって、通りすがりの男女にちょっと盗見したい気持を起させる。非常に繊細な工夫によって建てられた快適な住居であることがわかる。そしてガルスワーシーがロンドンの汚れた霧瓦斯を遁れて健康の丘と呼ばれるハムステットに日常人事の受付所として設けた此の邸の表玄関に較べて、ひそやかで而かも華やかな裏庭一帯の感じは、彼が平常多くの時間を過しに行って居る遠く離れた田舎の本宅の情景の一部を移し採って来たもののように見える。

此の邸宅が現わす感じのように典型的の英国人であるガルスワーシーは一見気難しやのようで実は如才ない苦労人だということがつき合って行くうちに判って来る。