후리가나로 읽는 일본 고전
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
辻村 伊助의 スウィス日記(スウィスにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 216,275자 · 410화면
を許されたのは、八月も末の二十九日となっていた。その折、何よりも私達を喜ばせたのは、感じの余り宜しからぬ露西亜の医者と離れることで、又何とも知らず物悲しいのは、此の思い出の多いシュピタールに別れることであった。その前、二、三度銀行に行って、私の持って居た正金銀行の信用状で受け取ろうとしたが、ベルンにある取引先きの銀行で、ちゃんと指定してありながら、どうしても払い渡してくれなかった、仕方がなしにインテルラーケンのクックの店に行って、買って貰おうと思ったが、余り込んでるから、隣りのグルンダー君の店に入り込んで話しこむ、弟がいた、仔細を話すと、僕の従兄が銀行にいるから聞いて見ようと云うので、一緒につれ立って、郵便局の隣りの銀行に行くと、すぐ金を渡してくれた、この後も始終ここの御厄介になって、不便な、私にはもう不信用状としか考えられなかった信用状をもってしても、尚お且つ無事に、金貨を渡して呉れた、この不便は後の日、ミラノ、ジェノヴァ、マルセイユと到るところの銀行でくりかえされた、こう云う際にも容易に金貨で払い戻して居ったクックの信用状の方が、遥かに有効であったと思われる。