후리가나로 읽는 일본 고전
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ズラかったしんきち
ズラかった信吉
宮本 百合子
宮本 百合子의 ズラかった信吉(ズラかったしんきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,656자 · 110화면
モスクワにあるのは、部分的な景気なんぞじゃない。いつかどかんと下るかも知れない景気なんてものじゃない。ハッキリ方針があって、そこへ極めて計画的にジリ・ジリと社会全体がのしあがって行ってるんだ。
トラックへのったり、てくったりして、「鋤」の突撃隊はいろんな工場や、生産組合事務所や区ソヴェトへ接触した。
信吉は、吸いよせられるような注意で、大きな机に向って書類をひっくりかえす元労働者の工場長を観察した。
運輸課の連中の種々雑多な声といろんな紙片とを見た。
廻送されなかった送り状とか、二日前に打たれてた筈の電報がまだアルミニュームの籠の底にへばりついていたり、いろんな事務の渋滞がある。討論がおっぱじまる。
突撃隊の腰のつよさに、信吉はびっくりした。根気のいい押問答や、説服の末、最後に勝利を得るんだが、事情がこんがらかったとき、突撃隊の連中に勝味を与えるのは、いつも例の、柔軟な、どんなに曲げても、ヒッぱたいても千切れっこない共通の力と、見通しだ。
ヤーシャが、自分より倍も年長な、堂々楔髯をつけ女秘書をつれた生産組合部長に悠々、うわてにさえ出る。その自信をヤーシャに与えるのは、何か?