일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ズラかったしんきち

ズラかった信吉

宮本 百合子

宮本 百合子의 ズラかった信吉(ズラかったしんきち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,656자 · 110화면

아오조라 문고

女裁判官は、そのゴタゴタに新しい社会の定規を当ててハッキリしたけじめをつけてやってるようなもんだ。

「知っています」

いろいろの質問に知ってるだけ答えた。

「エレーナ・アレクサンドロヴナとグリーゼルが一緒にいるのを見たことがありますか」

「え。庭で」

「そうじゃない。室で……寝床で」

信吉は、横に並んでる二人の方をジロリと見た。エレーナは細い娘っぽいボンノクボに力をいれてがんこに下を向いてる。

が、いい年をしたグリーゼルは、女裁判官ぐるみソヴェト裁判そのものをてんからなめてる風でヌーと立ってやがる。

「俺、朝働きに出る」

信吉は答えた。

「夕方、かえる。グリーゼルは一日家にいる。何をやってるか――悪魔が知ってら!」

この事件のほかにもう一つ、母親が息子に扶助費請求の聴取を終って、女裁判官はドアの奥へ引こんだ。書類をまとめて、二人の陪審員もついてった。

休憩なのはこっちの室だけだ。ドアのむこうでは、その間に判決を審議しているんだ。

四十分ばかりして、女裁判官と陪審員が再び現れ、グリーゼルは月十五ルーブリずつの養育費支払いを宣告された。

(※(ローマ数字「III」