일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『ぐうぞうさいこう』じょげん

ゼエレン・キェルケゴオル

和辻 哲郎

和辻 哲郎의 ゼエレン・キェルケゴオル(『ぐうぞうさいこう』じょげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 101,567자 · 212화면

아오조라 문고

五

それゆえに私は腐臭を帯びた人間を価値高きものとして尊敬した。ああ。何という自分だろう。私は何ものをも愛しないで、ただ冷ややかに(たとえ感傷的であったとしても)ただ無責任に(たとえ金と約束とにおいて責任を負ったとしても)すべてを味わって通ろうとした。そうして彼らが私の腐敗の具体的証左となった。

私は自分を呪った。彼らをも憎んだ。彼らを愛することは、私には腐敗を愛することと同義になった。彼らを愛したという記憶は自分が腐敗したという記憶にほかならなくなった。この記憶ある限り私は、時々自分の人格を疑わないではいられない。腐敗を憎む限り私は、彼らをも憎まないではいられない。

こうして私に一つの転向が起こった。

五

しからば何ゆえに私は彼らを捨てたことを苦しむのか。

私は自己の生を高める情熱に圧倒せられて、かつて嬉しかったものがいやでたまらなくなった。私はこの転向をどうすることもできなかった。親しく交わった彼らに対しても手加減をする余裕などはなかった。好きであった時に逢うことを好んだように、いやになった時には逢うことをいやがった。表面上には交誼を続けて薄情のそしりを避けるなどは、私には到底できないことであった。