후리가나로 읽는 일본 고전
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『ぐうぞうさいこう』じょげん
ゼエレン・キェルケゴオル
和辻 哲郎
和辻 哲郎의 ゼエレン・キェルケゴオル(『ぐうぞうさいこう』じょげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 101,567자 · 212화면
七
――Kは生ぬるいメフィストを連想させた。彼は自己の醜さを嘲笑する。しかし醜さを焼き滅ぼそうとする熱欲があるからではない。彼は他人の弱所を突いて喜ぶ。しかし悪を憎む道徳的疳癪からではない。
――ここまで考えて来ると、ふと私は一つの危険を感じ出した。彼らの現わす傾向については、たとえ全然捨離し得たと言えないまでも、もはや自分に危険はあるまい。しかしこの敵と戦っている間に、他の敵が背後へ回っていた。私はそれを味方と信じていたが、しかしその味方のために足をさらわれることがないとは言えない。
それは私の内のメフィストである。私は自分に浄化の熱欲と道徳的疳癪とがあるゆえをもって、自分のメフィストを跳躍させてよいものだろうか。それは自己と同胞とに対する愛の理想を傷つけはしないだろうか。私は彼らの弱所を気の済むまで解剖したところで、どれだけ自分の愛を進め得たろうか。怒りは怒りをあおる。嘲罵は嘲罵を誘う。メフィストもまたメフィストを誘い出すだろう。
私はまた事を誤ったのだろうか。
七
私は人の長所を見たいと思っている。そうしてなるべく多くの人に愛を感じたいと思っている。