일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

夢野 久作

夢野 久作의 ドグラ・マグラ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 424,847자 · 824화면

아오조라 문고

只今にては血縁の者残らず絶え果て、妾、唯一人と相成りて候。わけても妾の兄御前二人は、此程引続きて悩乱の態となり、長兄は介隈の墓所を発き、次兄は妾を石にて打たむと仕るなぞ、恐ろしき事のみ致したる果、相次ぎて生命を早め侍りしばかりにて、さる噂、一際高まりたる折節に候へば大抵の家の者は暇を請ひ去り、永年召し使ひたる者も、妾を見候てため息を仕るのみ。はか/″\しく物云ふ者すらなく、わびしくも情なき極みと相成り果て候。

さる程に、かゝる折柄、此の唐津藩の御家老職、雲井なにがしと申す人、此事を聞き及ばれ候ひて、御三男の喜三郎となん云へる御仁をば、妾が婿がねに賜はり、名跡を嗣がせらる可き御沙汰あり。召し使ひたる男女共、あたゞに立ち騒ぎ打ち喜びて、かほどの首尾はよもあらじと、今までに引き換へてさゞめき合ひ候ひしが、そが中に唯一人、妾を守り育て候乳母の者、さまで嬉しからぬ面もちにて打ち沈み居り候故、その仔細を尋ね候ひしに、ため息して申し侍るやう。這はゆめ/\喜ばしき御沙汰には候はず、妾の夫にて御屋敷奉公致せる者より卒度洩らし参りしやうには、彼の喜三郎と云へる御仁は、雲井様の妾腹の御子にて剣術の達者、藩内随一の聞え高き御方なるが、若き時より御行跡穏やかならず、長崎御番の御伴して彼の地に行かれしより丸山の遊び女に浮かれ、遂に