후리가나로 읽는 일본 고전
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ドナウげんりゅうこう
ドナウ源流行
斎藤 茂吉
斎藤 茂吉의 ドナウ源流行(ドナウげんりゅうこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,565자 · 44화면
ドーナウの鯉でございますよ」
「そいつは珍らしいね。ひとつ旨く料理して呉れ」
「よございます。お国ではどうして召上りますか」
「そうだね。一寸むずかしいが、まず Maggi のようなもので煮ても食べるね。それは様々だ。何しろ日本は魚を沢山食べるところだから、料理の為方がなかなか発達しているからね」
「さようでございますか。日本はキナの方でございましたね。行くのに何日ぐらいかかるのでございますか」
「まあ船で五十日だね」
お上は、「ほお!」と云って、右の手を妙な工合にあげて台所の方に行ってしまった。ここは、Wirtschaft zum Ulmerspatz という看板を出している小さい食店である。僕は川岸を離れて、市役所の壁に色々の壁画の描いてあるのを見、それから市立浴場を覗き、こういう町にふさわしくないような急進派の画家のものなどを並べてある店を覗いたりして、ここの食店へ入って来たのであった。思い切って肥ったお上は愛想よく僕にのしかかるようにして、今日は獣肉を食わないことを説き、卵と魚ならあるというので、此の如き問答が始まったのであった。僕はここで鯉を食べて秘かに幸福を感じていた。