후리가나로 읽는 일본 고전
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ニュー・ヨーク 『せいしゅんのじがぞう』より
ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より
前田河 広一郎
前田河 広一郎의 ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より(ニュー・ヨーク 『せいしゅんのじがぞう』より)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,334자 · 13화면
ともかくも、私は東五十六丁目の――番地エリック方へ陣取って、鞄をあずけ、一週間分の間代を前金で払い、鍵を受取って、木元の跡を追いかけた。
彼は、軒なみ同じような作りの、石段と鉄柵の家を探すように頭をかがめて歩いていたが、その一軒の、石段の横腹に『鶴亀』とサインの出ているところへ出ると、にわかに元気づいたふうに、横の地下室へはいる鉄格子を靴の尖で蹴ってはいった。プーンという醤油の匂いが鼻をつく。奥からは皿小鉢の日本的な物音がする。
『はいりたまえ、こっちへ。』
木元は横手の食堂から、手をひろげて招じ入れた。この男の手は、きわめて特長的なものだった。それは、かたく握りしめて拳になっていることもあったがたいがいは大きく開いてあった。たとえば、シガレットを吸うときの如きは、五本の指を開いて、そのあいだに煙草を挟むという調子だったから、シガレットではなくて、自分の掌を吸っているように見えた。
『ここは、君の宿か?』
『ふむ、鶴は千年亀は万年の僕の宿さ。はははは――君は、何がいい、日本酒か、それともウイスケか?』
そうやって、例の掌を大きくふりながら、酒の燗瓶を三四本ならべたあいだから、異容な顔を突出して、誰憚らず大声で身の上話をするところは、スティヴンスンの『宝島』