일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ノンシャランどうちゅうき

ノンシャラン道中記

久生 十蘭

久生 十蘭의 ノンシャラン道中記(ノンシャランどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,515자 · 27화면

아오조라 문고

「お! みなで十七羽いる! さ、十七へ百五十法。十七の隣数、1617、1718、1417、1720……というふうに、これへ二百法ずつ。残りは全部黒と奇数へ!」

コン吉とタヌが青羅紗の上を這い廻るようにして、賭牌を配置する間もなく、出た数はまぎれもなく17であった。金方が熊手の先で押して寄越した二万八千法の賭牌の小山を忙しく例の大袋へ投げ込んだ。

公爵は、またもやしきりに眼玉の視角を変えながら、直感と虚心をさがしていたが、突然、窓のそとを指差して叫んだ。

「あ、あそこへ子供が大きな輪を廻しながらやって来る! さ、御両氏、急いで0へお賭りなさい! できるだけ沢山に!」

ちょうど二十五万法勝ったところで卓 No. 6 は陥落した。卓の主任は旋回盤におおいを掛け、その上に薔薇を飾って『お祝い』した。

九、春先の地中海の名物は『西北風』。モンテ・カルロ第一という巴里旅館の豪奢な居間にこもりっ切りになって、四五日前から、沈鬱な顔をして額を押えながら、「西北風が来る! 西北風が来る!」と、公爵がいっていた通り、果してその日の正午ごろから、ものすごい勢いで西北風が吹き出した。