후리가나로 읽는 일본 고전
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バルザックにたいするひょうか
バルザックに対する評価
宮本 百合子
宮本 百合子의 バルザックに対する評価(バルザックにたいするひょうか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,904자 · 62화면
私達は、然し、そのことを又別様に考える。バルザックが、人類史を知らなかったこと、そのような本を積上げた祖父の大書庫などはないバルザの家に生れたことこそ、彼がその文学的成功においても、破綻においても、全く当時としてのリアリストたり得たことの基因であったと観るのである。
バルザックには「理想主義がなかった。彼が偉大な作家であったに拘らず、当代の人々に完全に評価され得なかったのは、彼が精神的な指導者でなかったからである。」「彼は彼の時代を動かしていた社会主義運動を少しも理解しなかった。」そして、ブランデスは「次第に人々は彼が一定の明白な思想を持たない曖昧な人間に外ならないことに気付いた」と言っている。
もしバルザックが、あの経済機構の看破の上に一歩進めて理想を持ち得たとしたら、それは当然の結果としてジョルジュ・サンドの理想主義のような形而上学的な性質のものではなかったろうことは明白ではなかろうか。遙に具体的で社会の現実を現実的に変更する力を備えた実践の方向、バルザックが四十七歳で「従妹ベット」を書いた年、既にブラッセルで連絡委員会を開いたマルクスが示していた歴史の発展の方向に、自身の道を発見するしか仕方がなかったであろう。