일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

バルザックのねまきすがた

バルザックの寝巻姿

吉行 エイスケ

吉行 エイスケ의 バルザックの寝巻姿(バルザックのねまきすがた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,606자 · 27화면

아오조라 문고

妾は青い窓から、マルセーユ岸壁の遙かに淡く浮き出た神秘なシャトウ・ド・ディフの牢獄の島を眺めているうちに、故国の姉を憶い出して感傷的になっていました。咏嘆的な音楽が奏でられ、スカートの長いフランス女とアバッシュなマルセーユ男でワルツを始めました。ルーマニアの士官がネグロの楽隊に剣を腰から抜いて長靴を鳴らして見せました。そこからルーマニアの士官と、スペイン女のあの意気で猥雑なタンゴが始まると、人々は腰を高く振って、歓声をあげるのでした。

燕尾服をつけた給仕が、銀盆に一枚の名刺を置いて、ものものしく妾達の卓子の前で、黒い尾を折りました。支配人が妾に面会人を告げたのですが、妾は機械的に首を横にふりました。だが、妾の感傷の夢もそれと同時に醒めたのです。支配人はアウギュスト・ロダンの名刺を妾に見せると、偉大な芸術家であるから、是非私に面会するようにと云うのです。妾は佐野の顔色をうかがうと、彼は首を縦に振って神経的な顔に微笑をして呉れましたので、妾は立上ると踊の場面を抜けて、給仕の後から黒塗りの日本の履物の音を立てたのです。妾は案内された部屋に、レジオン・ド・ヌウルの勲一等の赤い略章をつけた肥大した肉体の恰好の好い一人の老人を見出すのでした。