후리가나로 읽는 일본 고전
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パリのちかろう
パリの地下牢
野上 豊一郎
野上 豊一郎의 パリの地下牢(パリのちかろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,341자 · 19화면
というのは、昔議会がここで開かれていた頃、その地下室は守衛の宿泊所になっていたからの来歴だそうである。それがロンドン塔と並んで有名になったのは、革命の時、牢獄として使用され、殊にルイ十六世の王妃マリ・アントワネットが幽閉されて以来のことである。パリの町には到る所に革命の記念物があるが、この地下牢とコンコルド広場ほど傷ましいものはない。コンコルド広場は今は繁華の中心地となって、ルクソル(エジプト)から運んで来たラメセス二世の方尖柱が聳え、私たちが歩きまわっていた頃はその周りを昼も夜も忙しそうな平和の車の奔流が渦巻いていたが、革命の時はまだ方尖柱は立ってなく、その代りに恐ろしいギヨティーヌ(断頭台)が立っていて、名前も革命広場と呼ばれ、ある日には王の首が断たれ、別の日には王妃の首が断たれ、また別の日にはロベスピエールの首が断たれ、その他、貴族・公吏・ジロンド党員等、無量二千の首が刈り取られた。実際少しでもフランスの歴史を知ってる者にはその頃の恐怖を回想することなしにはパリの町は歩けない。
私たちはコンシエルジュリを見て置いたために、またヴェルサイユの宮殿やテュイルリの宮殿をのぞいて置いたために、また革命博物館やカルナヴァレ博物館を一巡して置いたために、七月十四日の革命記念祭――しかもその年(一九三八年)は革命