후리가나로 읽는 일본 고전
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パリのさんさく
パリの散策
辰野 隆
辰野 隆의 パリの散策(パリのさんさく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,165자 · 5화면
掲示板には、「学生諸君は文字或は図画を以て机、椅子、壁等を装飾せられざらんことを」と誌してあった。ところが、教室に入って見ると、落書は相当なものであった。たまたま僕の占めた上には、ナイフで丁寧に「ランドリュー万歳」と彫ってあった。ランドリューというのは一九二〇年頃、フランス全土を慄えあがらせた殺人、強盗、強姦の犯人で、恰も僕がリヨンにいた頃、死刑に処せられたのであった。
凡そ日本ほど、正々堂々と花柳病の広告を新聞や雑誌に掲載する国はあるまい。これは殊に少年少女の教育の為に是非とも当局の三省を促したいものである。フランスの新聞雑誌には斯ういう広告は非常に稀れなように思われる。パリではこの種の広告は概して、街の共同便所内に限られている。「尿道専門、快癒迅速、何々街何番地」と云ったような広告がべたべた貼ってある。ところが、時々、尿道専門何某という医者の名の下に、盗人比処に行くべからずなんて、落書がしてある。
モンパルナス街の珈琲店ロトンドであったか、クポールであったか忘れたが、そこの便所の中の落書は最も猛烈で、而も甚だ芸術的で、便所で用を足すよりも展覧会にゆく気分の方が強くなるそうである。