일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ヒューメーンということについて

ヒューメーンということに就て

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 ヒューメーンということに就て(ヒューメーンということについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,991자 · 8화면

아오조라 문고

――批評家の方に就て云えば、瓦全した作品と玉砕した作品との区別がつかなくなる、膚浅な作品と深刻な作品との見分けがつかなくなる。本質的な価値批判を忘れて、外的な批評を事とするようになる。欠陥があるのは凡て劣って居り欠陥がないのは凡て優れてるという見方になる。一歩後れた完全よりも一歩進んだ欠陥の方が優れてるということを注意しなくなる。作家の方に就て云えば、偸安を事として努力を忘れてくる。周囲の狭い世界に満足して、視界を拡大せんとすることを努めない。地面の上に手を拱いて佇むばかりで、天空に伸び上ることをせず、地下深く掘ることをしなくなる。もっと具体的に云えば、手頃な材料をひねくりまわすばかりで、大きな問題にぶつかってゆくことを忘れ、或は一の問題を深く探り進むことを忘れてくる。

芸術創作家は、野心が大なれば大なるほどいいのだ、理想が大なれば大なるほどいいのだ。凡ての方面に於て凡庸を主義とする芸術家なるものを、私は想像出来ない。芸術家の野心や理想は、人間的な範囲をも越ゆるものでありたい。あわよくば、天空にまで昇りゆき、地の底にまで潜り込み、神の領域をも犯し、悪魔の領域をも犯さんとすること、それが彼の野心でありたい。