일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ヒルミふじんのれいぞうかばん

ヒルミ夫人の冷蔵鞄

海野 十三

海野 十三의 ヒルミ夫人の冷蔵鞄(ヒルミふじんのれいぞうかばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,412자 · 29화면

아오조라 문고

という街の不良少年があった。白塗りの救急車で、押しかけて搬びこんだのが外ならぬヒルミ夫人の外科病院だった。

モニカの千太郎は顔面に三ヶ所と肋を五寸ほど斬り下げられ、生命危篤であった。普通の病院だったらとても助からないところだが、ヒルミ夫人は感ずるところあって、特別研究室に入れ、日夜自分がついて治療にあたった。その甲斐あって、病人はたいへん元気づき、面会に来た警察官を愕かせなどしたものだが、そのうち繃帯がとれそうになったとき、千太郎は病院から脱走してしまった。

ヒルミ夫人の届出でに、警察では愕いて駈けつけたが、厳重だといっても病院のことだから抜けだす道はいくらもある。まあ仕方がないということになった。

そのうちに、また元の古巣へたちまわるにちがいないから、そのときに逮捕できるだろうと、警察では案外落ちついていた。

ところがその後千太郎は、すこしも元の古巣へ姿をあらわさなかった。警察でも不審をもち、東京の地から草鞋をはいて地方へ出たのかと思って、それぞれに問いあわせてみたが、千太郎はどこにも草鞋をぬいでいなかった。そんなわけで、モニカの千太郎は愛用のハーモニカ一挺とともに失踪人の仲間に入ってしまった。