후리가나로 읽는 일본 고전
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フランスはくN・B
フランス伯N・B
久生 十蘭
久生 十蘭의 フランス伯N・B(フランスはくN・B)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,740자 · 31화면
で起った惨憺たる海難の原因。告白」という筆録を読むと、真の原因は意外なところにあったことがわかる。
この筆録は、サン・ルイという仮名で書かれているが、いろいろな事情から推して、ショーマレー中佐の副官、海軍少尉オウギュスト・ランがその筆者だと信じられている。これは海難の七年後、一八二三年に書かれているが、出版されたのはそれから二十年もたってからだった。
廿八日、マデイラ島、廿九日、カナリー群島のテネフリ島に着き、午後から上陸した。鬱蒼とした繁みに包まれた一風変った島の町を散歩していると、レーノオ大尉と軍医補のサヴィニーが追いついてきて、ちょっと話したいのだがといった。
それで海岸へ行って砂の上に坐わると、レーノオ大尉が、
「どうしてもいっしょにやってもらわなければならないことがあるんだ、実は」
と声をひそめて意外なことをいいだした。それはメジューズ号を奪ってセント・ヘレナへ行き、ナポレオンを救いだしてセネガルに王国をつくるという度はずれな陰謀なのである。
「メジューズ号は開拓資金として九万法の金貨を積んでいる。技師もいれば科学者もいる。ここへお連れさえすれば、あとは皇帝がいいようになさるだろう」