후리가나로 읽는 일본 고전
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ボロやのしゅんじゅう
ボロ家の春秋
梅崎 春生
梅崎 春生의 ボロ家の春秋(ボロやのしゅんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,411자 · 263화면
向うでは遊びかも知れないが、板壁のこちらはその球の圧力を受けて、その度にぐらぐらと揺れる。棚に乗せたものなんかは、時にころがり落ちることもある。ですからぼくは日曜日が来る度に、棚の上のものを、皆床の上に移し、防備にこれ努めています。この遊びは、毎日でなく、日曜日だけに限っているので、まだいいのです。
――春の今頃の時節の、日曜日の昼下りというのは、へんにむしむしして、気分が鬱するものですねえ。赤木医師も毎年今頃の気候が、一番体や頭に悪いと、いつか問わず語りに話していました。その赤木老先生もこの二週間ばかりさっぱりここに姿をあらわしません。おそらく彼もむしむしとしているのでしょう。
でも、へんなものですねえ。ぼくはひたすら透明に、自分から動かないでいるのに、じたばたは一切避けているのに、ほとんど何の理由もなく憎まれたり、嫉妬されたり、頼もしがられたり、軽蔑されたり、オセッカイを受けたりすると言うのは、何でしょう。じたばたしているのはぼくじゃなく、ガラスの向うの現実なのです。しかしそれらは遠くからぼくを脅かす。何をじたばたしておるのかと、わらっているだけで済めばいいんですがねえ。