후리가나로 읽는 일본 고전
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マクシム・ゴーリキイのでんき
マクシム・ゴーリキイの伝記
宮本 百合子
宮本 百合子의 マクシム・ゴーリキイの伝記(マクシム・ゴーリキイのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,543자 · 120화면
彼は五十哥をゴーリキイに握らせ、念を押した。
「いいか、妻にも阿母さんにも口を辷らしちゃいけない。――騒動が持ち上る。」そして悪気のない調子でつづけた。
「お前は強情な奴だな。だが、それは、それでいいんだ。心配することはない。然し本だけはやめろ」
主人が家で『モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)新聞』をとるようになった。お茶から夕飯までの時間、ゴーリキイは口論しないときには「退屈し切っている人々の胃の働きをよくするために」『モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)新聞』の隅から隅まで音読して聞かせた。皆は熱心にそれを聞いた。その癖片はじから忘れたり、事件を混同したりして呻くのであった。
やがて、ゴーリキイは主人達の寝台の下へ突込まれたままになっている『絵画評論』『火』などという雑誌を、台処へ持ちこむ権利を獲得した。しかし、台処の蝋燭は毎晩居間へ持って行かれてしまった。ゴーリキイは、さりとて蝋燭を買う金がない。ゴーリキイは一工夫をこらした。燭台の蝋をそっとかき集め、それを鰯の空罐に溜め、少し燈明油を加えて、糸の縛ったのを燈心にした。それは毎夜煖炉の上で燻った燈火となってゴーリキイと本とを照した。