후리가나로 읽는 일본 고전
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マクシム・ゴーリキイのでんき
マクシム・ゴーリキイの伝記
宮本 百合子
宮本 百合子의 マクシム・ゴーリキイの伝記(マクシム・ゴーリキイのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,543자 · 120화면
彼等が極端な無一物でありながら、飢えと悲しみとの境遇の中で愚痴を云わず自分たちの拘束されない生きかたを愛していること、又、この人生に対して露骨な辛辣さを抱きそれを表明していること。それらがゴーリキイの心に好奇心を動かし、同情を惹きおこした。彼等の生活はゴーリキイがこれまでこき使われ、愚弄されて来た小商人達、小市民連のこせついた独善的な日暮しとは全く別なものであった。彼等は自分達の全生活でもって、ゴーリキイ自身が嘔気を催す程厭悪している。生ぬるい、厚顔な町人根性に反撥し、それを軽蔑している。この人々にゴーリキイはつよく惹きつけられた。そして「彼等の辛辣な環境に沈潜して見ようという希望」に捕えられた。
ゴーリキイは屡々泥棒のバシュキンやけいず買いのトルーソフなどとカザンカ川を越えて野原へ、灌木の茂みの中に入ってゆき、いかがわしい彼等の商売のこと、更にもっと頻繁に、生活の複雑さについて、人間の関係の不思議な縺れ合いについて、何よりも多く女について話しながら、飲んだり食べたりした。世界のすべてに対して嘲笑的に敵意をもっているこれ等の人々の話、自分自身について無関心なこれ等の人々の物語には、町人生活の息づまる暗さから脱しようとし、而も大学で勉強しようという輝いた空想――高まろうとする欲望を貧という現実の力で思いやり