후리가나로 읽는 일본 고전
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ミケランジェロのちょうこくしゃしんにだいす
ミケランジェロの彫刻写真に題す
高村 光太郎
高村 光太郎의 ミケランジェロの彫刻写真に題す(ミケランジェロのちょうこくしゃしんにだいす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,153자 · 3화면
ミケランジェロは近世初頭に於いて能く人類の持つ彫刻的能力を出し尽した観があり、従って以後数世紀に亘って、人類の人生観世界観の革新せられない限り、人はただ彼の彫刻の前に慴伏する外はなかった。そしてただ徒にその表面様式を硬化させている外はなかった。彼以後の西欧彫刻は、遠くロダンの出現に至るまで、言わば蛇足を加えていたに過ぎない。ミケランジェロが近世初頭に於ける人間解放を意味するとすれば、ロダンは近世末期に於ける資本主義的成熟と崩壊との形象的象徴を意味するという点に於いて、ロダンが僅にミケランジェロの前に立ち得るのである。
今世界の秩序は甚だしい動揺の中に居る。かかる世紀にあるわれわれ東瀛の民族が又改めてミケランジェロを静観することは意味深い。此の近世初頭に於ける人類の造型的権化をわれわれ東方の新らしい眼と心とを以てもう一度直視することは意味ふかい。
われわれは淵源として夢殿の救世観世音を持つ。此の東方精神の造型的顕現の特質は幾多の起伏を超えて今新らしくわれわれの未現の世界に於いて再び精神の造型化にあらわれようとしている。われわれは一切を包摂し、融合して、進んで全一のコスモス的美の世界像を創建せねばならぬ。