후리가나로 읽는 일본 고전
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リギさんじょうのいちや
リギ山上の一夜
斎藤 茂吉
斎藤 茂吉의 リギ山上の一夜(リギさんじょうのいちや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,621자 · 14화면
ここの旅舎の者を除いてそういう住民のいるところには小さい加特力の寺もある。これは或る信心ぶかい二人の女人によって建てられたのだというものもあったし、それゆえその近くの巌間から清冽な水の湧出るのを「尼の泉」と唱えるなどともいった。また或処の小さい寺には、「雪の馬利亜」という名なども附いていた。
アルプス山系の一小部分ともいっていい、この Rigi も十八世紀の中葉頃から、ぽつりぽつりと登山者の注目を牽き、十九世紀の初葉にはこの頂上まで登って展望を楽んだ者はよほど増したということである。西暦一八一六年には此処に一つの旅舎が建てられたのだそうである。しかし何といってもアルプス山系のうちの一つの山の頂である。ここに登るものも、年経てこの山腹あたりに住んだ者も皆信心ぶかいものであったに相違ない。僕は暫く下界に住んで来て、さてこの山嶽をば通りしなに既にセガンチニの画境の種々相を感得することが出来た。
セガンチニもいろいろなものを画いた。けれども、その一つの傾向として、「曙」(あるいは「黄昏」)と題した油絵を取って来てもいい。この絵を僕は或時は独逸で看、また数日前に瑞西で看たのであった。