후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとつのかんそう
一つの感想
宮本 百合子
宮本 百合子의 一つの感想(ひとつのかんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,230자 · 7화면
例えば、岸田国士等によって言われている、演劇アカデミイの問題で村山知義氏は、基本的な技術を与えることでは、アカデミイも新しい演劇のために何物かを与えるであろうがと言っておられる。その基本的技術というのも、果してブルジョア的な新劇と、私たちが将来に求めている新しい演劇というものとの間で全く同じであり得るでしょうか。例えば、発声法や体操などで見ても、不自然な芝居声の要求され、とったりがいる芝居の伝統と、私たちのいう新しい芝居とはちがうのであるから。
又、俳優の演技を小さくしていることと、舞台の狭く小さいこととは、切り離せない関係にあって、新協がこの困難な問題を克服して行かなければならない過程は実に複雑多難であります。芸を愛するものの関心は、ここまで実際問題としてはひろがって来る。芝居によって啓蒙してやる対象としての観客(滝沢)と、生きた表現で思いがけぬことも言う素人批評家としての職場の人(同)という観客に対する新協の俳優の特徴ある態度の「+」と「-」の面をも十分に自ら含味されなければならないでしょう。
新協の俳優が、他のどの劇団にもない歴史的な立場と任務とを持っていることは明らかであり、その自覚から各人が人及び芸術家として、日本の過去の如何なる名優も持たなかった希望と誇りとを持つことは当然です。