후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとつぼかん
一坪館
海野 十三
海野 十三의 一坪館(ひとつぼかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,902자 · 56화면
「えらくしょげているね。ほ、目のまわりがまっ黒だ。そうか、泣いていたね。はははは、子供のくせにいくじがないぞ。いったいどうしたんだ」
それから話が始まって、犬山猫助というその画家は、源一の身の上からこの店をだして品物が一つも売れないまでのことを、すっかり聞いてくれた。
「そんならなにも、しょげることはないじゃないか。花を売ろうという考え方はいいんだから、もっとしんぼうして売れる日までがんばるんだね。しかし、もっと人目につくようにしなくちゃ、誰も知らないで通ってしまう。よろしい。僕が君のために画看板をかいてやろう」
そういって犬山猫助は画板をひらくと、その場ですらすらと、美しい花の画看板をかいてくれた。源一は、その画をうけとって、うれしそうに大にこにこ、礼をいうのも忘れていた。
命名
源一は、画家犬山猫助がかいてくれた美しい花の画看板を、棒の先にゆわいつけて、一坪の店に、高々とはりだした。
これはたいへんききめがあった。
「おや、花だ。花を売っているよ」
と、通りからこっちへ通行人がとびこんで来る。
「れんげ草か、これはいいね。一株五十銭。ふうん。安くはないが……しかしほかの物にくらべると、やっぱりこんな値段だろうね。