후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いっすんぼうし
一寸法師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 一寸法師(いっすんぼうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,475자 · 194화면
見通しの橋の上なので、咄嗟に身を隠すことも出来ず、仕方がないので、普通の通行人を装って、歩行を続けて行った。だが一寸法師は明かに尾行を悟った様子だった。彼はその時一寸ふところに手をいれて、例の包物をだしかけたのだが、紋三の姿を発見すると、あわてて手を引っこめ、何食わぬ顔をして、又歩きだした。
「奴さん、女の腕を河の中へ捨てる積りだったな」紋三はいよいよただ事でないと思った。
紋三はかつて古来の死体隠匿方法に関する記事を読んだことがあった。そこには殺人者は往々にして死体を切断するものだと書いてあった。一人で持運びをするためには、死体を六個又は七個の断片にするのがもっとも手ごろだとも書いてあった。そして、頭はどこの敷石の下に埋め、胴はどこの水門に捨て、足はどこの溝に放り込んだという様な犯罪の実例が、沢山並べてあった。それによると、彼等は死体の断片を、なるべく遠いところへ別々に隠したがるものらしかった。
彼は相手に悟られたかと思うと少し怖くなって来たけれど、そのまま尾行をあきらめる気にはどうしてもなれないので、前よりは一層間隔を遠くして、ビクビクもので一寸法師の跡をつけた。