일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みっつの「おんなだいがく」

三つの「女大学」

宮本 百合子

宮本 百合子의 三つの「女大学」(みっつの「おんなだいがく」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,822자 · 14화면

아오조라 문고

と、敢て保守の人々の反対をも予想しつつ、福沢諭吉のこの「新女大学」が出た明治三十二年といえば、西暦一八九九年、まさにキュリー夫妻が彼らの記念すべき物理学校の粗末な実験室で辛苦協力の成果としてラジウムを発見した翌年である。イプセンの「人形の家」が書かれたのは日本の明治十一年であった。そしてモウパッサンの「女の一生」の書かれた一八八三年は明治十六年。トルストイの「クロイツェル・ソナタ」の書かれたのが明治二十年というとき、私たちの心にあるおどろきに似たものが感じられるようではないだろうか。世界に卓越していた婦人数学者ソーニャ・コ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)レフスカヤのストックホルム大学教授としての生涯は、この年代にすでにその早く終った生涯の晩年に近づきつつあった。

さて、ここに、紫色の表紙をもった第三の「女大学」が私たちの目前に登場して来る。福沢諭吉の「新女大学」が出てからの日本の社会は今日まで実に大股に歩いて来た。四十余年の歴史の襞の間にはおびただしい波瀾がくるまれているのだが、第三の「女大学」は、どのような女の歴史をその内容にてりかえしているだろう。