후리가나로 읽는 일본 고전
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 別巻(しげき「すいせんともくぎょ」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,145자 · 440화면
です。金吾という男は、おとなしい人間じゃありますが、そういう、人がよくしてくれるのに甘えてわけの無い世話を受けたりすることはしない男でしてな、材木から何から、かかり一切は自分の力でやって、はじめは掘立小屋みたいな家をたてて、そこでとかく一戸をかまえた百姓で暮すようになったのです。……毎年夏になると別荘には黒田さん一家が来られます。金吾は口に出してはなんにも言いませんけれど、もう春ごろから、それを待っている様子でした。いよいよ夏が近づいて、これこれの日にそちらに行くと言うハガキが黒田さんから着きますと、金吾は馬車を仕立てて、駅の方へ迎へにくだるのです。黒田様のお嬢さんの春子様が最初お目にかかった時に、私の名前――川合壮六と言うのを可愛そうと言う名だと聞いちゃって大笑いした時から私のこともおぼえていられましてね、それを金吾も知っているもんで、そんな時はいつも私の方にも金吾は知らせてくれるんで。もっとも私は農事試験所の方が忙しいもんで、めったに野辺山までは行けませんでしたが。そうやって黒田様一家が一月二月と別荘で暮す間、金吾は自分の百姓仕事に忙しいのですが、何やかやと別荘の人たちのために引っぱり出されることも多いようでした……