후리가나로 읽는 일본 고전
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 別巻(しげき「すいせんともくぎょ」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,145자 · 440화면
第4回
下の方から風に乗って三人の歌声が近づいて来る。「さすらいの歌」(行こか戻ろかオロラのしたをロシヤは北国はて知らず、西は夕焼、東は夜明け鐘が鳴ります中空に。)
(敏行と香川の歌声は、何か少しイライラしたようなやけくそ気味で。春子は感傷的に)
敦子 あら、あんな歌うたってるわ。いい気なもんね! (トットットッと走りくだりながら)さ、金吾さん!
金吾 へえ。おーい! (と歩きながら下へ呼ぶ)
三人の斉唱の「さすらいの歌」が急速に近づく。
音楽
第4回
敦子
春子
香川健一
金吾
音楽
敦子 (語り、中年過ぎになってからの)はい、私が敦子でございます。さようでございますねえ、あの当時、つまり明治の末から大正の初めにかけての、東京の割に良い家庭で苦労知らずに育って、高等教育を受けた私のような娘の生意気さと申しましょうか、ちょうど、イブセンの「人形の家」が、紹介されたり、「青踏」という雑誌が創刊されたり、新らしい思想が外国から盛んに入って来たりした時代の空気のせいでもございました。それに黒田の春子さんはあの調子で、何かと言えば敦子様々々々と私のことをお姉さま扱いになさいます、つい、自分にはなんでもかでもわかるような気持になっていたのですね。