후리가나로 읽는 일본 고전
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みうらろうじんむかしばなし
三浦老人昔話
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 三浦老人昔話(みうらろうじんむかしばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 113,637자 · 224화면
そのだらしのないと云われる仲間のうちには、又こんな風変りのもありました。
これはわたくしが子供の時に聞いた話ですから、天保初年のことゝ思ってください。赤坂の桐畑のそばに小坂丹下という旗本がありました。千五百石の知行取りで、その先代はお目附を勤めたとか聞いています。一口に旗本と云っても、身分にはなか/\高下があります。百石以上は旗本ですけれども、それらは所謂貧乏旗本で、先ずほんとうの旗本らしい格式を保ってゆかれるのは少くも三百石以上でしょう。五百石以上となれば立派なお歴々で、千石以上となれば大身、それこそ大威張りのお殿様です。そこで、この小坂さんの屋敷は千五百石というのですから、立派なお旗本であることは云うまでもありません。
当主の丹下という人は今年三十七の御奉公盛りですが、病気の届け出でをして五六年まえから無役の小普請入りをしてしまいました。学問もある人で、若い時には聖堂の吟味に甲科で白銀三枚の御褒美を貰い、家督を相続してからも勤め向きの首尾もよく、おい/\出世の噂もきこえていたのですが、二十五六のときから此人にふと魔がさした。というのは、この人が芸事に凝り始めたのです。