후리가나로 읽는 일본 고전
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「したじき」のもんだい
「下じき」の問題
宮本 百合子
宮本 百合子의 「下じき」の問題(「したじき」のもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,838자 · 20화면
けれども、それぞれの部分品が、部分品であるだけに、その機能の総和においては全体として存在するあるものがなければならない事実をも語っているのではないだろうか。現代文学に、全き人間性の再建として、模索されている社会性の課題は、近代の社会生活の中にある人間を、北欧の伝説にあるような単純な原人に還らすことでもなければ、現代史の中の理性の確執を、日本の馬鹿囃の太鼓の音にまぎらすことでもない。社会と個人の対決という、流行の窒息的な固定観念について多弁であることでもなくて、さながら一個の部分品であるかのように扱われているわれわれの人間的存在に関する、社会の前後左右の繋り、上下の繋りを、歴史の流れにおいて把握し、描き出してゆく能力の発見の課題なのである。
世界文学は、総体として、この方向にうつりつつある。その過渡期であるこんにち、第二次大戦後の新しい不安と苦悩、勇気と怯懦とが、混合して噴出している。おそらくは、「二十五時」などの中にも。そして、われわれ日本の読者の悲劇は、ヨーロッパ現代文学の中でも、歴史様相に対して最も猜疑心の深い動機にたつ作品が、このんで紹介され、高い翻訳料を支払うために熱心に広告されるということである。