후리가나로 읽는 일본 고전
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よにでるまで
世に出るまで
坂口 安吾의 世に出るまで(よにでるまで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,557자 · 15화면
なぜなら、日本が外国と戦争中なら意味があるが、負けて外国に占領されている時に島原の乱をかくのは、いかにも外国に媚びるようでイヤだったからだ。
しかし戦争中に「二流の人」を書いておいたのは好都合で、戦争が終るとこれを九州から出版して一息つくことができたのである。九州から出版というわけは、火野葦平や矢野朗ら九州文学の人々が当時出版屋をやっていたからだ。
空襲のさなかのころ私は徴用のがれに日映につとめていた。めったに出社もしなかったが、たまに出社してその帰りに銀座の国民酒場に行列すると、必ずといってよいほど石川淳と一しょになったものだ。彼は消防団に徴用され、火消しのカブトを背に負うて行列しているのである。オレが消防になるようじゃア東京の火は消えねえよ、と云って、彼はいつも笑っていた。
そのころ大観堂から「古都」もしくは「真珠」(という題ではなかったかも知れない)という本をだした。三千すってすぐ売りきれたが、再版を許可してくれない。その理由は「面白すぎるからいけない」というのであったそうだ。本来発禁にすべきところだが、この作者は貧乏の奴だそうだから、初版だけはカンベンしてやろう、と云ってお目玉をくってきたと大観堂がこぼしていたのである。