후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうがくへあがったひ
中学へ上がった日
小川 未明
小川 未明의 中学へ上がった日(ちゅうがくへあがったひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,232자 · 5화면
「君は、どこへ入ったのだい。」と、宮田は、ききました。
「僕は、中学へ入ったけれど、ついていけるか心配なんだよ。」
「君は、だいじょうぶさ。」
「それに、君は、体が弱いんだものね。」と、哲夫は、なぐさめました。
「働けば、体が達者になるって、お母さんがいったよ。」
二人は、途中で、右と左に別れました。哲夫は、また中学の入学試験にきていた不幸な少年を思い出したのです。当日、哲夫は、お母さんにつれられていったが、控え室に松葉づえをついた少年が、姉さんにつれられていっていました。ほかの少年たちが元気でいるのに、その少年は、青白い顔をして、弱々しそうでした。そのうちに、ベルが鳴って、試験場へ入るときがきました。「おちついて、しっかりおやり。」とか、「よく問題を見て、あわててはいけません。」とか、いう声が、そこここできかれました。哲夫は、お母さんを残していきかけると、松葉づえの少年もいっしょにいきかけました。
「だいじょうぶかい、おまえは、できなくてもいいんだよ。」と、姉さんが、少年の耳に口をつけていっていました。これをきいたとき、哲夫は胸が熱くなりました。試験場へ入ると、すべてのことを忘れてしまいました。