일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちゅうしせいかつしゃ

中支生活者

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 中支生活者(ちゅうしせいかつしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,145자 · 9화면

아오조라 문고

そしてこの蘇州百貨公司は、氏の語るところに依れば、月に二千円の損失だという。この損失は、長い目で見れば一種の投資だとの見解も成立するだろうけれど、然し、一個の営利会社でこれを押し切ってるところに注目を要する。

支那現地の人々がこぞって憤慨しているものに、一攫千金を夢みて渡支して来た利権屋や商人の多数が第一に数えられる。これは殆んど常識的な事柄にさえなっている。然しながら、更に一般的に、直接目前の利益を目指す性急さが日本の個人資本及び会社資本の通弊だと、心ある人々から認識され始めてきた。これは、つまり、観念的には支那を食い物にするということになる。それほどでなくても、当面の利益を挙げないことが責任者の無能を表示するものと見る、誤った性急さがなお多かろう。このことに関係があるかどうか私は知らないが、華中蚕糸のような大会社に対する現地の人々の非難は、充分考慮に入れなければなるまい。

こういう現状に於て、蘇州百貨公司のやり方は注目の要があるというのである。これはつまり、一営利会社の立場にばかりでなく、蘇州民衆の立場にも立って営業が続けられているのであり、観念的には日支共存の思想にまで延長出来得る萠芽を持っているものだと、この方面に全くうとい私が想像するのは、行きすぎであろうか。