일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いぎょ

中谷宇吉郎集 第七巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第七巻(いぎょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,841자 · 111화면

아오조라 문고

水槽には五種類の小さい色紙が貼ってあって、その色によって、温海水、冷海水、温淡水、冷淡水、普通の淡水と、五種類の水が、それぞれ区別されている。温かい海に棲んでいる魚には、赤紙の水、すなわち最低七十度以上に保ってある海水、北の海の魚には、緑紙の水、すなわち五十八度ないし六十二度の範囲内まで冷やした海水というふうに、それぞれ魚のもとの環境に合った水の中で飼っている。この水を冷やすためには、百五十トンの冷凍機が三台備えつけてあるそうである。

水族館では、動物園とは少しちがった注意が要る。何しろ相手が魚で、水を離れては瞬時も生きていられないものである。それでいろいろな設備も、ぜんぶ二重にしておく必要がある。どこかのタンクに故障があったら、それを修理している間に、魚は死んでしまう。それでタンクなども、ぜんぶ二通り揃えてあって、一方が動いているうちは、いま一方は休むというふうにしてある。しかもこれらのタンクは、天井近いところに設置してあって、水は重力で自然に魚槽に流れ入る。タンクを一杯にしておけば、暫くくらい停電があっても、致命的な故障にはならない。停電などめったにないのであるが、念には念を入れているわけである。