일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くがつのあるひ

九月の或る日

宮本 百合子

宮本 百合子의 九月の或る日(くがつのあるひ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,130자 · 11화면

아오조라 문고

ただ御飯を食べるだけでも詰らないからと私共は或る相談をしたのだ。乗り換えて浅草近くなると網野さんは、

「ああこの辺へ来るのは久しぶりで何だか嬉しい」

と云った。それをきき私共は安心し一層愉快を感じた。雷門で下車。仲店の角をつっきるとき私は出会頭、大きな赤い水瓜みたいなものをハンドルに吊下げて動き出した自転車とぶつかりそうになった。破れる、と思わず瞬間ぎょっとしあわてて避けたはずみに見ると、それは水瓜ではなく、子供の遊戯に使う大きな赤革のボールであった。赤い皮の水瓜などない筈だが、この頃どの店先でも沢山水瓜を見、自分達で食べもするので夏らしい錯誤を起した。笑って歩いていると、Y、一人ずんずん駒形通りへ曲りそうに歩いて行く。私までおやと思った。

「あすこから乗るんじゃあなかったんですか」

「――そうだと思っていたの……」

Yは大きな看板を上げているツウリングのガレージが目的であったのだ。

「百花園」

と事務員が運転手に告げた。それが私共の耳にまで通った。

「あ、分っちゃった」

網野さんが首をちぢめ、例の小ちゃい金冠の歯が光り、睫毛の長い独特の眼が感興で活々した。

「行きましたか? 近頃」