일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのにわ

二つの庭

宮本 百合子

宮本 百合子의 二つの庭(ふたつのにわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,492자 · 389화면

아오조라 문고

早口に、

「文明社から出る全集のお金で行くことになったんだから、その方は心配して頂かなくていいの」

と云った。

「旅券の裏書のことで、お願いに来たのよ」

「へえ……」

まだ半信半疑という目の色で、伸子を見ながら多計代はダイアモンドの指環のはまった手で自分の鼻のわきを撫でるようなしぐさをした。

「――それで……いつ立とうというの」

「それゃ、裏書ができしだいだわ」

「もちろん吉見さんも一緒なんだろう?」

伸子が口を開かないうちに、泰造がわきから、

「それゃそうでなくちゃ、伸子が困りますよ」

と云った。

「あのひとはロシア語が専門なんだろう」

「ええ。吉見さんは事務所の方へ伺いますって。よろしくって……」

多計代は、黙って考えていたが、

「まあ、伸ちゃんも、そうやって自分の力で行けるというなら、どこへ行くのも御自由だし、いろいろのところへ行ってみるのもためになることなんだろう。それゃ結構だけれどもね……」

一転して、多計代は事務的な調子で、裏書について、伸子が父に求めている援助の内容をきいた。

「なるほどね、それで大分話がわかってきた……なんだろう? その裏書のことでは、吉見さんの分もいるんだろう? どうせ伸ちゃんのことだから……」