후리가나로 읽는 일본 고전
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にじゅうしのひとみ
二十四の瞳
壺井 栄
壺井 栄의 二十四の瞳(にじゅうしのひとみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 113,429자 · 227화면
二 魔法の橋
やがて平坦な道にさしかかると、朝がた出あった生徒の一団も帰ってきた。
――大石 小石
――大石 小石
幾人もの声のたばが、自転車の速度につれ大きく聞こえてくる。なんのことか、はじめは分からなかった先生も、それがじぶんのことと分かると思わず声を出して笑った。それがあだ名になったと、さとったからだ。わざと、リリリリリとベルを鳴らし、すれちがいながら、高い声でいった。
「さよならァ」
わあっと喚声があがり、また、大石小石! と呼びかける声が遠のいてゆく。
おなご先生のほかに、小石先生という名がその日生まれたのである。からだが小つぶなからでもあるだろう。新らしい自転車に夕陽がまぶしくうつり、きらきらさせながら小石先生の姿は岬の道を走っていった。
二 魔法の橋
とっぱなまで四キロの細長い岬のまん中あたりにも小さな部落がある。入り海にそった白い道は、この小部落にさしかかるとともに、しぜんに岬を横ぎって、やがて外海ぞいに、海を見おろしながら小石先生の学校のある岬村へとのびている。この外海ぞいの道にさしかかる前後に、本校へかよう生徒たちと出あうのが、毎日のきまりのようになっていて、もしも、少しでも場所がちがうと、どちらかがあわてねばならぬ。