후리가나로 읽는 일본 고전
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にはいじん
二癈人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 二癈人(にはいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,388자 · 23화면
「どうも不思議だ。この男の顔は確かどこかで見たことがある」併しどう考えて見ても少しも思い出せなかった。「ひょっとしたら、この男と俺とは、ずっとずっと昔の、例えば、物心のつかぬ子供の時分の遊び友達ででもあったのではあるまいか」そんな風に思えば、そうとも考えられるのだった。
「いや、さぞかし面白いお話が伺えることでしょう。そういえば、今日は何だか昔を思い出す様な日和ではありませんか」
斎藤氏は促す様に云った。
井原氏は恥しい自分の身の上を、これまで人に話したことはなかった。寧ろ出来る丈け隠して置こうとしていた。自分でも忘れようと努めていた。それが、今日はどうしたはずみか、ふと話して見度くなった。
「さあ、どういう風に御話したらいいか……私は××町で一寸古い商家の総領に生れたのですが、親に甘やかされたのが原因でしょう、小さい時から病身で、学校などもその為に一二年遅れた程ですが、その他には、これという不都合もなく、小学から中学、それから東京の××大学と、人様よりは遅れながらも、先ずまず順当に育って行ったのでした。東京へ出てから身体の方も割合順調に行きますし、そこへ学科が専門になるにつれて興味を生じて来、ぽつぽつ親しい友達も出来て来るという訳で、不自由な下宿生活も却って楽しく、まあ何の屈託もない学生生活を送っていたの