일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごかいのまど

五階の窓

平林 初之輔

平林 初之輔의 五階の窓(ごかいのまど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,840자 · 30화면

아오조라 문고

二人は五十銭銀貨をテーブルの上に置いて『すみれ軒』を出た。空は朝曇りがしていて寒かった。

長谷川は道々、山本に被害者が五階から落ちたものでないと断定するに至った筋道を話した。それは冬木刑事の推理と大同小異だから、ここでは全部省略する。ただ最後に、彼はこう言った。

「打撲傷の痕から推察すると、凶器はそうとう大きな鈍器に相違ないね。しかも、金属ではなくて棍棒か、野球のバットみたいなもの、あるいはもう少し大きいものに相違ない。してみると、そんなものを加害者が遠くまで持っていくとは考えられん。きっと、現場からあまり遠くないところに捨ててあるに相違ないんだ」

もう一つ、冬木刑事の言わなかったことで、長谷川が山本に語ったことがある。

「あのエレベーターの入口で擦れ違った男ね。あの男は将校マントを着て、一見工員風な様子をしていたね。きみはあの男の手を見なかったかい? ずいぶん細い、白い手だったよ。あんな手は労働者には珍しいね。ことによると、ぼくは変装じゃないかと思うんだ。きみに言わせると、あんまり小説家の空想じみていると言うかもしれんが」

こんなことを低い声で語っている間に、電車は△△停留所に着いた。