후리가나로 읽는 일본 고전
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ほろびゆくはな
亡びゆく花
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 亡びゆく花(ほろびゆくはな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,389자 · 3화면
からたちや春日局の寺の咲く
わたしは昔、こんな句を作ったことがあるが、そのからたち寺も名のみとなった。
からたちや杉の生垣を作るのは、犬や盗賊の侵入を防ぐがためである。殊にからたちは茨のようなトゲを持っているので、それを掻き分けるのは困難であると見做されていた。しかも今日のような時代となっては、犬は格別、盗賊はからたちのトゲぐらいを恐れないであろうから、かたがた以てからたちの需用は薄くなったわけである。説教強盗も犬を飼えと教えたが、からたちの垣を作れとはいわなかった。
わたしは昨日、所用あって目黒の奥まで出かけると、そこにからたちの生垣を見出した。家は古い茅葺家根である。新東京の目黒区となった以上、この茅葺家根も早晩取払われなければなるまい。それと同時に、このからたちの運命もどうなるかと、立ちどまって暫らく眺めていた。
家へ帰ると、ある雑誌社から郵書が来ていて、なにか随筆様のものを書けという。そこで、直ぐにこんなことを書いたのである。