후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうとのあさいち
京都の朝市
柳 宗悦
柳 宗悦의 京都の朝市(きょうとのあさいち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,604자 · 12화면
今でこそ多少の経験や知識が得られて、ほぼその全貌をうかがえるが、ここまで達するのには遅々とした歩みであった。併し日本の民窯は極めて数も多く、分布の区域も広く、その興廃が常ならぬのであるから、実際今後も何が現れるか、予想もつかぬ。それで或意昧では、こういう窯場のことが詳しくなればなるほど、何もはっきりと断定が出来ぬのが実状である。日本の民窯は宛ら迷園の如くだとも云えよう。歴史家は途方に暮れざるを得ぬ。
話は別だがこんな朝市は東京には見かけぬ。少くとも京都のような著しいのはない。世田ヶ谷のぼろ市が有名だが、毎月は立たぬし、品物の変化は少い。銀座の夜店が客を引いたが、之も跡を断つに至った。京都の朝市に匹敵するのは、北京の泥棒市、巴里の蚤の市、倫敦のカルドニアン・マーケット等、何れも興味津々たるものである。こういう市は、とりすました骨董商の店などとは凡そ違って、訪ねる方も気楽だし、又選択も自在だし、値らしい値もないこととて、掘出しの興味が甚だ多い。ここが一つの魅力で、実際何が現れるか見当もつかぬ。だからここでは誰もの眼が主人で、何ものにも掣肘を受けぬ。未踏の猟場の如きもので、相場以前の世界なのである。