일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じんせいせいかいいん

人生正会員

佐々木 邦

佐々木 邦의 人生正会員(じんせいせいかいいん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,238자 · 23화면

아오조라 문고

「僕にかゝって来たんです」

「君にしてもさ。誰からだい?」

「大野の芳子さんからです。押売です。又音楽会の切符を買ってくれと言うんです」

「買ってやれば宜いじゃないか?」

「断りました」

「何故?」

「面倒です」

「そんな不親切なことはないよ。家へ教えに来ているんだ。俺に買って貰いたいと言ったんじゃないかい?」

「社長さんにも五枚ばかりと言いましたが、断りました。喪中ですから」

「喪中だって構わない。行く行かないは別として、十枚買ってやりなさい」

「はあ」

「直ぐ電話をかけて」

「何処からだったか分りません」

「学校からに定っている」

大野の芳子さんというのは僕の従姉だ。ピアノの先生として二つの女学校に勤めている上に、一週一回社長邸へ来て令嬢に教える。僕が推薦したのだ。上のお嬢さんの時からだから、以来五年近くになる。奥さんのお気に入りだった。僕は芳子さんの学校二つに電話をかけて、二つ目で捉まえることが出来た。切符を十枚買うと言ったら、大喜びをした。

「小野寺君、今の話の続きを行こう」

と社長が申入れた。

「もう何うでも宜いです」

僕は単純だ。従姉に親切を尽して貰った丈けで、社長の誠意を感じたのだった。