일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にんげんさんすいずまき

人間山水図巻

吉川 英治

吉川 英治의 人間山水図巻(にんげんさんすいずまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,343자 · 21화면

아오조라 문고

そして酒をのませ粥など食べさせてみると、この老人のはなしぶりや態度には、どこか飄乎たる風があって、わざとらしくなく、また慾得もなければ愚痴もなく、聞いていて清流に耳を洗われるような気がした。

『大行山も、この辺りは、もっとも景がよろしい。李思訓の山水画でも見るようじゃ』

『へえ、どこがね』

と訊き返してから、蕭照はふと、以前の自分には多少あった書巻の智識を、久しぶりに身に思い出そうとしてみた。が、そんなことを努めてまで話しているのは面倒にもなって、

『この辺の景色がそんなに気に入ったなら、幾日でも泊ってゆくがいいさ』

と云い放した。そしてその晩以後は、この老画師が山寨にいるかいないかも忘れていた。

が、稀、彼が念頭にない老画師の姿を、おおまだ居たのかと、見かける時は、老画師はいつも画冊と絵筆を手にして、山を写し、渓流に見恍れ、まったく自然の中に溶け入っているような姿の人であった。

『よく飽きないものだな』

折には、蕭照も、絵筆の手元を、のぞき込んでみたりしたが、何の感興も共にすることはなかった。

老画師はそのうちに、自分から下の山寺へ居を移し、その後は、この山寨で見かけることも稀れになった。