일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ものをこわすのがしょうばいじけん

什器破壊業事件

海野 十三

海野 十三의 什器破壊業事件(ものをこわすのがしょうばいじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,352자 · 31화면

아오조라 문고

帆村はその移された場所を光枝に質問したのだ。ところが光枝は、知らないと答えたので、帆村が悲観したのであるが、まさかその重要物件が、陽明門の額から出て、旦那様の懐中に移されたとは、さすがの帆村も気がつかなかったのであろう。しかるに光枝は一歩お先に、そのことに気がついた。

まだ帆村探偵の知らない事実を、風間女探偵は知っているのだ。彼女はちょっと得意であった。

だが、その重要物件というのがなんであるか、光枝には分っていなかった。帆村は大体知っているのであろう。知っていればこそ光枝などをこんなところへ住込ませて、大袈裟な捜査陣を張っているのだ。

(いいわ、こっちで先生よりもお先へ、その重要物件を失敬してしまおう)。そう決心した光枝は、その夜更けて、朋輩の寝息を窺い、ひそかに旦那様のベッドに近づこうとした。だがそれは失敗だった。ベッドの置かれてある主人公の居間は、錠がちゃんと下りていて、明ける術がなかった。

その翌朝のこと、光枝は旦那様の居間へはいっていった。旦那様は、起きて莨を喫っていた。彼女は挨拶をして、朝刊新聞をベッドのところへ持っていった。

旦那様は、きょうは不機嫌と見えて、常に似ず一言も冗談さえいわない。