일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あだうちきんしれい

仇討禁止令

菊池 寛

菊池 寛의 仇討禁止令(あだうちきんしれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,238자 · 35화면

아오조라 문고

明治五年になった。その年の四月五日であった。新一郎が四時頃役所から帰ると、出迎えた女中が、

「お国から、お客様がお見えになっております」といった。

「国から客! ほほう、なんという名前だ」

「成田様といっておられます」

「成田!」新一郎は、懐かしさと恐怖とが、同じくらいの分量で胸に湧き上った。

居間に落ち着いてから、女中に、

「こっちへお通し申せ」と、いった。

(万之助だろう、万之助も今年二十二か、そうすればお八重殿は二十三かな)

と、思いながら、待っていると、襖が開いて、頭を散髪にした万之助が、にこにこ笑いながら現れた。

「よう」新一郎も、懐かしさに思わず、声が大きくなった。

「お久しぶりで!」万之助は、丁寧に両手をついた。そして、

「姉も同道しておりまする」と、いい添えた。

「お八重殿も!」

新一郎は、激しい衝撃を受けて、顔が赤くなったのを、万之助に見られるのが恥かしかった。

「さあ。どうぞ、こっちへ!」新一郎は、座蒲団を、自分の身近に引き寄せた。

お八重が、襖の陰から上半身を出して、お辞儀をした。お八重が顔を上げるのが、新一郎には待ち遠しかった。

細く通った鼻筋、地蔵型の眉、うるみを持ったやさしい目、昔通りの弱々とした美しさであったが、どこかに痛々しいやつれが現れていて、新一郎の心を悲しませた。