후리가나로 읽는 일본 고전
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あだうちきんしれい
仇討禁止令
菊池 寛
菊池 寛의 仇討禁止令(あだうちきんしれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,238자 · 35화면
「新一郎、若年ではござるが、大義のためには親を滅するつもりじゃ。平生同志として御交際を願っておいて、有事の秋に仲間はずれにされるなど、心外千万でござる。中座など毛頭思い寄らぬ」と、いい放った。
「左様か。お志のほど、近頃神妙に存ずる。それならば、申し上げる。各々方近うお寄り下されい」
一座の人々は、甚之助を取り巻いた。
甚之助は、声をひそめ、
「藩論が決った今、狂瀾を既倒にかえすは、非常手段に出るほかは、ござらぬ。明日の出兵を差し止める道は、今夜中に成田頼母を倒すよりほか、道はないと存ずるが、方々の御意見は?」と、さすがに蒼白な顔をして、一座を見回した。
「ごもっとも、大賛成!」吉川隼人が、一番にいった。
主人の小泉は、山田とはすでに相談ができていたように、静かに口を開いた。
「成田殿に、個人として、我々はなんの恨みもない。頑固ではあるが、主家に対しては忠義一途の人じゃ。が、一藩の名分を正し、順逆を誤らしめないためには、止むを得ない犠牲だと思う。成田殿一人を倒せば、後には腹のあるやつは少ない。明日の出陣も、総指揮の成田殿が亡くなれば、躊躇逡巡して沙汰止みになるのは、目にみえるようだった。