후리가나로 읽는 일본 고전
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あだうちきんしれい
仇討禁止令
菊池 寛
菊池 寛의 仇討禁止令(あだうちきんしれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,238자 · 35화면
その間に、尊王の主旨を吹聴して、藩論を一変させることは、案外容易かと存ずる。慶応二年以来、我々同志が会合して、勤王の志を語り合ったのも、こういう時の御奉公をするためだと思う。成田殿を倒すことは、天朝のおためにもなり、主家を救うことにもなる。各々方も、御異存はないと思う」
「異議なし」
「異議なし」
「同感」
銘々、口々に叫んだ。
天野新一郎だけは、さすがに何もいわなかった。
小泉は、また静かに言葉を継いだ。
「御異議ないとあらば、方法手段じゃ。ご存じの通り、成田頼母は、竹内流小具足の名人じゃ。小太刀を取っての室内の働きは家中無双と思わねばならぬ。従って、我々の中から、討手に向う人々は、腕に覚えの方々にお願いせねばならぬ」
「左様!」吉川隼人が返事をした。「しかし、多人数押しかけて御城下を騒がすことは、外敵を控えての今、慎まねばならぬ。討手はまず三人でよかろうと思う」
一座は緊張した。が、皆の心にすぐ天野新一郎の名が浮んだ。彼は、藩の指南番、小野派一刀流熊野三斎の高弟であるからだ。
「腕前は未熟であるが、拙者はぜひお加え下されい」吉川隼人がいった。
未熟であるというのは、彼自身の謙遜で、一党の中では使い手である。