후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
けさのゆき
今朝の雪
宮本 百合子
宮本 百合子의 今朝の雪(けさのゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,936자 · 24화면
程度が低いって……。では、私たちは、一体どんな人間たちだというのだろう。
「坂本さん、毎日不自由していらっしゃるんじゃないの?」
「それは大丈夫なのよ」
紀子は、二年も結婚生活をした妻と思えない単純さで、さらりと答えた。
「素人下宿のおかみさんが、何も彼もすっかりしてくれているんですって。親切な人らしいの。それに、やたらと忙しくって、帰ったらもう眠るだけなんですって。そんな生活では私にも気の毒だっていうのよ」
顔はあちらへ向けたまま、注意ぶかくそれをきいていたらしいとき子が、居心地わるそうな身じろぎをした。
「坂本は、せめて東京に出たときだけでも、いくらか知識的な空気にふれられるのが、救いなんですって」
「じゃ紀子さん責任が重いのね」
峯子はそれで思い出したという感情で、
「そう云えば、どうなって? あれ、あなたの女性史の御勉強」
「何しろ、うちは一日中人が出入りしている商売でしょう。土地売買なんかがこの頃はひどく盛んらしいのよ、いればやっぱり当てにされて、図書館どころじゃないわ」
一重一重と、紀子のこの頃の生活の中途半端なよりどころなさをあらわにしてゆくような話であった。