일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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のぶこ

伸子

宮本 百合子

宮本 百合子의 伸子(のぶこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,543자 · 466화면

아오조라 문고

ところが、そういう都会の真中に、ヴィクトリアン・エイジの破片が、ちゃんと、ミセス・チャアチルという名を持って生きています。一度行って見ましょう、あなたが窒息しないうちに、きっと連れ出してあげますよ」

そう云って伸子をつれて行ったのだ。伸子は、興味をもって、しかし実に窮屈に、二時間そこで過した。彼女は、珍しい紋章学の話を、家柄の自慢とともに、ウールの靴下をはいて、薪をストオヴに焚いているミセス・チャアチルから聞いた。

五時過に、二人はC大学の集会所へ廻った。Y・M・C・A主催の、コスモポリタン倶楽部の日曜晩餐会があった。世界各国から留学している学生の大多数が会員で、新世界主義を理想とする討論や研究、講演があった。その前に、大広間に幾列にも並べられたテーブルで、簡単な食事をするのだ。

伸子は、規定通り、入口で渡された紙に、自分の名と国籍を書いて、胸にピンで止めた。今日はよそに大して面白い催しもないと見え、盛会であった。絶間なく扉が開いて、いろいろな国の男女が参集する。伸子は、ミス・プラットと、広間の煖炉の傍に坐った。伸子は、出入口に向って席を占め、それとなく人の出入りに気をつけた。